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ジュエリー&アクセサリーの保管方法について <チャック付きポリ袋の活用>

ジュエリー&アクセサリーの保管、皆さんはどのようにされてますか?ジュエリーボックスにしまっている方、引き出しに仕切りトレイをセットしてアイテムごとにしまっている方、ジュエリースタンドにかけて「見せる収納」をしている方など、保管方法は人それぞれ。でも、いまいち整理しきれない…というお悩みもよくお聞きします。

ここでは、ジュエリー&アクセサリーを大切に守りながら、コーディネートするときに見やすく選びやすい保管方法をお伝えします。

それは、冒頭の画像にあるように、

「チャック付きポリ袋に入れて、保管する!」

です。正直なところお洒落な保管方法とは言えないのですが、様々な利点があり、とてもお勧めの保管方法です。では、その利点をお話ししていきましょう。

ジュエリー&アクセサリーを放置していたら、金属の艶がなくなってしまったり、変色してしまったことはありませんか?これは、金属に含まれる成分が、空気中の物質と化学反応を起こすことで起きる「硫化」が原因です。この硫化による変色を防ぐには、できるだけ空気の入れ替えを減らし、空気にさらされない環境で保管することが必要です。その環境を叶えてくれるのが、チャック付きポリ袋での保管になります。

また、個別に1点ずつ保管することで、アイテムどうしの接触によるダメージから守ることもできます。画像では、1ペアのピアスを同じ袋に入れていますが、デザインによっては片方ずつに分けて保管してあげると、より安心ですね。

ネックレスやチェーン付きのピアスなど絡まりやすいものについては、チャック部分にほんの少しだけ金具等を咬ましてあげると、絡みにくくなりますよ。特にネックレスは、保管しているうちに絡ませてしまったりと、収納のお悩みをよくお聞きしますので、こちらの方法で解消すことができます。

ネックレスの金具部分を少しだけ入口に咬ましてあげます。

チャック付きポリ袋は、100円均一ショップでも販売されていますが、少し厚手(0.08mmくらいの厚み)のものがしっかりしていてお勧めです。そのまま袋を立てるようにボックスや引き出しにしまうことができます。中身が見えるように透明タイプの袋を選んでいただくと、視認性がよく、コーディネートするときにも選びやすいのでお勧めです。色別、素材別などに分けて並べておくとより探しやすいです。

ジュエリーボックスのように、蓋がきちんと閉まるタイプで頻繁な開け閉めがない環境での保管でしたらまだ良いのですが、見せる収納として紹介されているジュエリースタンドなどは、あくまでも一時的な避難場所としてご使用いただいて、数日に渡り空気に晒されるような場合は、やはりチャック付きポリ袋での保管がお勧めです。そして、必ず袋にしまう前に、柔らかなお手入れ用クロスで優しく拭いて、汚れを除去してからしまいましょう。

手に入りやすい身近な袋ですが、宝飾業界でも商品管理や商品の輸送時など様々なシーンで重宝されています。誰でもすぐに実践できる保管方法ですので、是非、お気に入りのジュエリー&アクセサリーの保管に取り入れてみてくださいね。


<まとめ>
「ジュエリー&アクセサリーの保管は、チャック付きポリ袋で!」

  • 硫化を防ぎ、変色を遅らせることができる。
  • アイテムどうしの接触によるダメージを防ぐことができる。
  • 絡まりやすいものは、入口に少しパーツを咬ませると絡まりにくくなる。
  • 厚手のものがお勧め(0.08mm程度。立てて並べて保管できる。)
  • 透明タイプだと中身が見えて選びやすい。
  • 袋に入れる前には、お手入れ用クロスで汚れを除去しましょう。※お手入れ用クロスについては下記リンク先をご一読ください。