2023-07-06

ネックレス修理・外れてしまったアジャスターチェーンを繋ぐリペア

当店にてご購入のタイガーアイのひと粒ネックレス。ネックレスの長さを調整するためのアジャスターチェーンがついているデザインです。今回は、このアジャスターチェーンが外れてしまったため繋ぎ直すリペアです。

ネックレスを制作するのに、チェーンと金具を繋ぐために小さな輪っか状のパーツを使います。この輪っかは、「丸カン」と呼ばれています。この「丸カン」の輪には、切れ目が１箇所あります。この切れ目を開いたり閉じたりしてパーツ同士を繋ぎます。

「丸カン」↓

この繋ぎ目、ネックレスとしてお使いいただく上で、ある重要な役目を秘めているのをご存知しょうか？

ネックレスの強度として考えた時、「丸カン」に切れ目がなく完全に金属として閉じてしまっている方が良いように思いますよね。でも万が一、身につけているときに引っ張られるような負荷がかかった場合、それでは破損や危険に繋がる恐れがあるのです。

丸カンが開かないと、チェーン自体に負荷がかかり切れてしまうこともあるでしょう。または、簡単に切れない強度のあるチェーンだった場合は、皮膚に食い込んで怪我をしてしまう恐れもあるんです。

なので「丸カン」に切れ目があれば、引っ掛けてしまった場合、この切れ目がが開くことでチェーンが外れてくれて、「お品物自体を守ること」「身につける方のお身体を守ること」という安全装置としての役目を果たしてくれるんです。お子様のおもちゃ用ストラップなどで見かける、安全着脱パーツと同じ役割を担っているんですね。